みずがめ座01度から05度の5度組、解釈度
- 仮面をかぶった人
- 卵から生まれる子供
- ガウンを着た蝋人形
- 鷲へと変身する旗
- 自己の再評価
みずがめ座06度から度・アストロロジカルマンダラ、より各度数解説
フェイズ 306 水瓶座 6度・神秘劇で儀式的な行為を演じる仮面をかぶった人物。
[キーノート] 集合的な力の解放を目的とした、長いあいだに築かれた活動のパターンに参加する個人。
過去の偉大な神秘は、いわゆる本能という生命のより低い領域でも集団機能を、霊感を受けた聖者とアデプトによって知的で意識な人間的で重要なレベルへと変容することを目的として 創造されました。
生物学的および宇宙的なエネルギーは、社会的な過程が惑星と宇宙の生命のリアリティとのより深いつながりを失わないようにするために使われます。
儀式は、拘束カがあり、しばしば仮面をつけて行われる。それは、彼らが人間個人として行為しているのではなく、トランスパーソナルな力を解放させるための焦点として機能しているからです。
この 62 番目の最初の段階の象徴は、私たちに、その最も深いオカルト的な側面における社会的な過程を提示しています。個人は、「トランスパーソナルな責任」を引き受けているのです。
水瓶座6度は、1度のように過去からの継承ですがこれは狭い範囲のものではなく、人類全体を意味するので、仮面をかぶる事で個人間の受け渡しではない事をあらわしています。
フェイズ 307 水瓶座 7度・卵から生まれつつある子供の姿。
[キーノート] 宇宙の偉大なリズムに応じた新しい変態が出現する。
古代のシンボリズムである「宇宙の卵」(サンスクリット語で Hiranyagharba ヒラニヤガルパ)は、そこから新しい宇宙が生まれるものてあり、いくつかのレべルで解釈されるものです。私たちはここで、新しいタイプの人間存在を見ます。彼は、「先祖から生まれるのではないため、人類の過去の慣性からは自由なのです。彼は進化の新しい生産物であり、突然変異体です。
彼は、宇宙的なあるいは惑星的な全体から発する創造的な霊の新鮮な投影を形成します。したがって、どんな地方文化や人種的な伝統も反映するものではありません。
この第二段階の象徴は、最初の象徴とは対照です。このシンボルは、新時代のグローバル・マンの出現を告げるものです。
ローカルな条件に基づく古代の価値基準から完全に自由になって、全体の力が彼の中に集中します。
フェイズ 308 水瓶座 8度・美しく着飾った(美しいガウンを身にまとった)蝋細工の人物像(蝋人形)が展示されている。
[キーノート] 新しい文化の元型を私たちの前に提示する模範の出現から得られるインスピレーション。
私たちがここで扱っているのは、文化の基礎となる固定されたシンボル、つまり心の原型です。それらは、模倣するためのパターンとして、あるいは少なくともそこからインスピレーションを得るための新たな動機を引き出すために保管され、利用できるようになっています。
私たちは今、視覚の段階にいます。新しい形が意識に現れ、社会的関係において、今までとは違った出会いの方法が現れます。
これは、 62 番目の5つ組の第三番目の象徴です。ある意味で、包括的な人間の過去と未来がここで暗示されています。蝋細工の人物像は、非個性的な形態てあり、ガウンは、静的な理想のパターンを提示しています。それらは生まれつつある文化の中で経験されることになるものの予見です。
フェイズ 309 水瓶座 9度・鷲へと変身する旗が見える。
[キーノート] 霊的な可能性と新しい社会的な価値の最も偉大な重要性を体現する個人がそれ(その価値)をダイナミックに受容する。
この象徴は、射手座 12 度のシンボルとほとんど同じですが、この5つ組の中では、それはいささか異なった意味になります。特に、神秘的な変容の最後の部分(たとえば、雄鶏のように鳴く鷲)が省かれているからです。ここで暗示されていることは、強力な象徴の活性化てあり、生きた現実への具現化です、それは、たとえば、高次の霊的な領域へと意識的に飛翔することのできる人間への具現化です。この元型は、生きた実質と翼を与えられイメージがカとなっています。
この第四段階の象徴は、いつもどおり、技術的な示唆を与えてくれます。新しい元型を見る、つまり新しい個人の価値基準を頭で理解することだけでは充分ではありません。見る者は、実行者とならなくてはなりません。非人格的なものが躍動して、焦点化され、私たちはここで、ビジョンを実行に移すのです。
フェイズ 310 水瓶座10度・ある時期人気を博する理想を具現化した男が、人間として自分がこの理想ではないということを自覚するようになる。
[キーノート] 人間存在を、自分の夢や理想を投影するスクリーン上のものとしてより、人間として扱うことの必要性。
私たちはここで、精神的霊的なヴィジョンと生きたリアリティ、そして個人と具現化を求める理想、そして「偉大なる恋人像」と自分の愛(自己の存在が刺激され、喚起される愛)つまり愛を必要とする気持ちのあいだの関係について最後に記述しています。
映画のスクリーンに映し出される「スター」は実在の人物ではありません。スターの人気は消え去っていきますが、人間そのものは残るのです。このかつて人気を博したというエピソードは、実際にその個人に何をもたらし(どんな影響を与えた)のでしょうか? この質問は、さまざまな状況に当てはめてみることかできます。
この 62 番目の5つ組の最後の象徴は、私たちの注意を基本的な命題に向けさせるよう目の前にさまざまな形で表われます。個人対元型の関係。これは「自己の再評価」(SELF-REVALUATION)の重要な必要性を意味しています。