ホロスコープに見るライオンズゲート
ライオンズゲートと言われる獅子座の15度、立秋ポイントは今年は8月7日9時10分がピークとなります。
一般に8月8日と言われますが、オリンピックの有る閏年は一日前ですね。
春分点から135度にあたり、90度と半分の45度はハードアスペクトに近い作用で舵取りの時期です。
サビアンシンボル
獅子座の15度はそのサインのピーク点でありサビアンシンボルは
15度のページェント(山車)イベント、お祭りの精神的に高揚する場面であり真の自己に目覚める意味から、
16度の嵐の後の陽光。祭りの後の静かな日常に戻っていく場面です。夢から覚めてガッカリというのではなくて、高揚する中でホントの自分は何を望んでいたのかなって思いめぐらしてみてはいかがでしょうか。そしてその神がかり的に見えた場面に日常の努力で近づくように努力していけばその夢へのゲートは開かれるのだと思います。
2024年のチャート
チャート 獅子座15度の太陽に拡大、保護、発展の木星がタイトなセクスタイル調和+火星木星合でエネルギーはマックス強化。 確かにこれはお祭り騒ぎ級のスゴイ時ではありますが、月には制限の土星と緊張、火星木星合とスクエアの不調和で肉体メンタルの許容を超えて超えて盛り上がってダメージを与えかねない。はしゃぎ過ぎにご注意です。 でもやっぱりこのエネルギーは何かに使いたいですね。
シリウスと関係するライオンズゲート
ライオンズゲートはスピ系の人たちが色々説明していますが、もともとはエジプトの占星術師たちがナイル川の氾濫の時期とシリウスの観測を関連付けて考えていた事から始まるようです。
空に輝く星の中で太陽の次に明るい冬に見られるシリウスですがそれが夏は太陽と同じ方向にあるために、夜明け前の短い時間だけ観測できる状態ができます。
完全に同じ方向になってしまっては太陽の光で星は見えないです。
この短い期間おこる天体現象に特別な意味を求める事は良くあります。天空の一番と二番の光輝く天体が同じ方向になるから夏は暑いんだよと考えていた人もいたようです。
エジプトの人達にとってはナイルは穀物生産に重要な水源ですし、その氾濫時期を知らせてくれるシリウスの観測は重要な意味があったと思います。
夜空で最も光り輝く星シリウスを豊かな実りをもたらす豊穣の神として考えていてもおかしくはありませんよね。
しかし、私たちが占星術で使っているのは春分点から見た星座サイン(トロピカル)で、恒星によって示される星座(サイデリアル)とは歳差運動によってどんどんズレが生じてきています。
地球の季節の変化は農業にとって重要ですが、その時期が年代と共にずれてしまっては意味をなさなくなってきます。
それで今では季節に関係ない魂のテーマを扱う事に変化していたのかもわかりません。
エジプトで豊穣をもたらしたシリウスも恒星占星術の一つと考えられますが、時代によってその捉えられ方は変化していくのかもしれません。