辛さを耐える時（ホロスコープを学んで得たこと）

最後の試練

私たちは、「土」の時代から「風」の時代への最後の試練の時を通過しています。それはあと何十年も続くわけではありません。早い人はもうすでに「風」の時代の意識で生活しています。

しかし、多くの人はいまだに「土」の時代の思考の中で、苦しんでいます。

「土」の時代の意味

「土」のエレメントとは、集めて固める意味があります。それは私たちがすむ地球の大地をあらわしています。生活をしていく土台であり基盤です。それを象徴とするお金やモノは、大切なものであることは間違いありません。しかし、その要素だけに偏りが蔓延すると、困ったことがあります。

世界中の富が、ほんの一部の人間に支配されているという事を聞いたことがあると思います。何兆円もの資産を持ちながら、もっと、もっとと強欲に世界の富を蓄えようというグループによって世界支配が行われていました。

もうその支配はどんどん崩壊して、自動的にお金が集まるシステムは、機能しなくなってきています。

恐怖によって縛られた時代

お金がなくては、生きていけない。そういう恐怖の為に、生活の全てが犠牲にされています。真実を知ることができないように報道はコントロールされ、嘘が平気で放送され、それを真実だと一般人は思いこまされてきました。

全ては資本をコントロールするグループの意向を反映し、政治も司法も警察も軍隊もそのグループから逃れられなくなっていました。支配するグループに属すれば勝ち組といわれ幸せになれる。それに逆らったら仕事を奪われ自由を奪われて地獄のような生活が待っている。そう考えていませんでしたか？

占星術に対する誤解

そういう支配の中で西洋占星術は、お金を儲ける為、幸せを得るための道具と考えている人もいました。しかし、西洋占星術に流れる基本的な理論は、世界がバランスでできていることを教えています。単に未来予測や個人の自分探しのツールとしてだけに存在するわけではありません。

私は、西洋占星術を学ぶことでこの世界が、この宇宙が、いかにバランスされ、躍動する変化の中で営まれているかを知る事が出来ました。

この世界は、バランスの取れた調和の世界でできています、それを個人的な欲で壊すことをすれば、結局その人自身も不幸になる事が解ります。

誰もが不幸な時代

人によっては好きでもない進学の為だけの勉強を続け、いい学校に入り、大企業や公務員になって。収入が増えたが。自分が何のために生まれたのかも分からず生きがいを見失っている人がいます。

愛する人と一緒になれれば、幸せと一緒になり家族ができたのに、子供や夫が何を考えているのかもわからない。
家族は思いやる愛情を失い。お金に物を言わせ、欲しいものを買いあさり、ブランド物が増えていくが心は一向に晴れない。

しかし、自分の選択が間違っていたとは認めたくないので幸せを装い、見栄を張って、虚勢を張って生きている。

魂はボロボロになり、何とかこの世界から逃れたいと心の奥では望んでいるがそれをどうやって実現すればいいのかさっぱりわからないし、そんな力が自分にあるとも思えない。

私たちは、幸不幸の原因が、自分の外にあると思いがちです、しかし、本当は自分の中にある考えの偏りが、その不幸を招いていると気が付いていません。

彼らこそ不幸だ

実は、世界中の富をかき集めてそれでもまだ、もっと、もっとと強欲に生きる人たちこそ。毎日が不安の中で、恐れの中で生きているのではないでしょうか。彼らにとって本当の意味で友人がいるでしょうか、家族もいない。お金と権力をかき集めて自分を守ろうと必死になっています。
毎日が怖くてしょうがないから、家の塀を高くしガードマンを雇い、周囲の一部始終を知らなくては気持ちが落ち着かないので監視システムを張り巡らし裏切りを密告するように仕向け、気楽で自由な生活からは程遠い生活を送っています。

一度つかんだお金や権力は、そう簡単には手放せない。もういらないと言っても勝手に集まって来る。
それに釣られて欲の深い人間も集まって来る。