サビアンオラクル 天秤座 16度~20度

天秤座16度 「流されてしまった船着き場」

2025年10月08日09時41分
A boat-landing washed away entropy

導入詩

かつて人を迎えた桟橋は、
波にさらわれ姿を消した。
永遠と思えた拠り所も、
時の流れと自然の力に崩れ去る。
留まれぬものを、私たちはどう受け止めるのか。

物語

穏やかな入り江にあった船着き場が、嵐により跡形もなく消え去っている。
そこはかつて安全を約束していた場所だが、自然の力は容赦なく、人間の造作を打ち壊す。
この度数は「すべてはやがて形を失う」という現実を映し出している。

人間関係では、手入れを怠れば絆は弱まり、やがて繋がりを失ってしまう。
逆に、守ろうとしすぎることが重荷となることもある。
大切なのは「必要な維持」と「手放すべき時」の見極めだ。

仕事や生活においても、物質や仕組みは常に劣化し続けている。
努力して維持することも必要だが、時には古いものを手放し、新しい土台を築く勇気が求められる。
崩壊は悲劇であると同時に、新しい始まりの合図でもある。

この度数は「移ろう無常を受け入れ、新しい居場所を探す」ことを促している。

天秤16度の教え

失われたものに執着せず、新しい拠点へと歩みを進めよ。

天秤座17度 「引退した船長」

2025年10月09日10時00分
A retired sea captain reflection and recollection

導入詩

長い航海を終えた男は、
静かな椅子に身を沈め、
荒波の記憶を胸に抱く。
過ぎ去りし冒険は今や知恵となり、
その眼差しは、海よりも深い内面を映す。

物語

引退した船長は、もはや荒海に漕ぎ出すことはない。
彼の船旅は終わり、残されたのは無数の体験と、それに伴う知恵である。
この度数は「過去の経験を振り返り、そこから意味を見出す」ことを象徴している。

人間関係では、情熱的な関わりに疲れを感じ、より落ち着いた関係性を求める時期かもしれない。
成熟した関わりは刺激には欠けるが、内面的な豊かさや穏やかな理解を育てる。
大切なのは「逃避」ではなく「内面的な成長」を土台にした関係を選ぶことだ。

仕事や創造においては、対象がすでにピークを過ぎた場合もある。
しかし、過去の実績や経験の蓄積が示す教訓は、未来の指針となる。
大切なのは過去に執着するのではなく、その智慧を今にどう活かすかである。

この度数は「内なる静けさと回顧の力」が、人生を次の段階へと導くことを示している。

天秤17度の教え

過去を糧にし、静けさの中で未来を見定めよ。

天秤座18度 「逮捕された二人の男」

2025年10月10日10時18分
Two men placed under arrest just deserts

導入詩

鉄の手が伸び、
二人の男は行動を止められる。
その背後には、
避けられぬ因果の網が広がり、
過去の選択が今、
必然の報いとして立ちはだかる。

物語

二人の男が人前で逮捕される光景は、社会が秩序を守るために「制限」を与える瞬間を映している。
ここで問われるのは「罰」そのものではなく、行いの結果が必ず自分に返るという因果の法則だ。
この度数は「内なる良心」と「外の規範」との調和が欠けたときに訪れる試練を象徴している。

人間関係においては、カルマ的な関わりが浮上しやすい。
互いに長年抱えてきた課題や執着がぶつかり、修正を迫られることもある。
それは制限のように感じられるが、真実は「気づきのための学び」なのだ。

仕事や生活でも、これまでのやり方が通用しなくなる局面に直面する。
古い慣習にしがみつけば閉塞が強まるが、失敗や制限を契機に新たな方向へと舵を切れば再生の道が開かれる。

この度数は「外からの制約を通じて、内なる変革を促される」時を示す。

天秤18度の教え

制限は罰ではなく、必要な気づきへ導く契機である。

天秤座19度 「隠れている強盗団」

2025年10月11日10時35分
A gang of robbers in hiding unacceptability

導入詩

闇の奥に潜み、
影の中で息をひそめる者たち。
それは不正か、あるいは正義か。
社会に背を向けた姿の中に、
受け入れられぬものと、
受け入れてはならぬものが交錯する。

物語

森の奥に潜む強盗団の姿は、社会からは「受け入れられない存在」と見なされる。
しかしその行動が、圧政を揺さぶり弱者を助けるためならば、物語は「義賊」の色合いを帯びる。
この度数は「表に出られないもの」と「既存の秩序そのものが不正である場合」との両義性を示している。

人間関係においては、受け入れられないのではないかという恐れや、不安からくる猜疑心が影を落とすことがある。
しかし、誠実に自分の思いを表現すれば、いずれ理解されるだろう。

仕事や生活面では、正規のやり方を避け、抜け道に頼ろうとする心が自らを縛ることもある。
裏取引や不正は必ず明るみに出る。だからこそ「自分は何に忠実であるのか」を明確にする必要がある。

この度数は「影をどう扱うか」が問われる。隠すのではなく、直視し、修正し、より高い誠実さへと進むことが求められているのだ。

天秤19度の教え

影を恐れず、正直に向き合うことで、真の自由が訪れる。

天秤座20度 「ユダヤ人のラビ」

2025年10月12日10時52分
A jewish rabbi being true to tradition

導入詩

古より続く掟を守り、
人々を導く声が響く。
知恵の火は世代を越え、
魂に規律と安らぎを与える。
伝統は枷ではなく、
心を支える柱なのだ。

物語

ユダヤ人のラビは、長い歴史と信仰の上に立ち、人々に精神的な支えを与える存在だ。
その姿は「伝統に忠実であること」の象徴であり、時代が移ろう中でも変わらぬ価値を守り続ける。
この度数は、己を律する掟や信念を持ち、それに従うことで人生の基盤と安らぎを得ることを示している。

人間関係においては、独自のルールや信念を関わりの中に活かすことが求められる。
他者に従うのではなく、自分たちなりの誓いや原則を築くことが、関係を深める力となる。

仕事や創造においては、哲学や理論、学びを伝える役割に縁がある。金銭面でも、
自らの知識や実践を正しく報酬へと結びつけることが必要だ。
信念を貫くことは時に試練を招くが、それを通して真の責任と成熟が育まれる。

この度数は「伝統と掟を通じて、自分自身と共同体を導く」ことを教えている。

天秤20度の教え

伝統を尊び、自らの信念を生きることで魂は強くなる。

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この記事を書いた人

40代半ばより占星術を研究しています。途中仕事や子育てと学童の父母活動で進まない時期もありました。HPも一度は閉鎖してやり直している途中です。2022年より占いを専業として活動を再開しています。これからも色々な発表の場で活動したいと思います。

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