サビアンオラクル・水瓶座16度から20度の5度組、64/72
第二半期：集団化のプロセス
アクトⅣ：資本化
シーン２2：シーン22：管理能力（マネジメント）
第1レベル：行動的
- ビジネスマンの成果
- 番犬の守り
- 秘密の暴露
- 山火事の鎮圧
- 白い鳩の伝言
社会と個人の闘争では弱い個人を守らなければ、個人の権利ははぎとられてしまう。
しかし、持てる力を総動員すれば勝利することもできる。
最後は勝利の祝福となる。
フェイズ 316 水瓶16度・机を前にしている偉大なビジネスマン。
[ｷｰﾉｰﾄ] 人間存在の巨大な集団を包含する事業の多くの側面を組織化する能力。
水瓶座の時代について熱く書かれていることの多くは、おそらく単なるうわべだけの魅力でしょう。新時代は、人間が人間の一体感（仲間意識）と集団の相互作用によって生み出される力を使うことを学ぶ時代であるべきです。全ての個人が全体性や人間性の惑星地球の繁栄のために、その力を調和的に使うことです。
これはこれまで達成されたことは無いし、試されたことすらありません。
今日の人類は、徹底的で抗いがたい試みをしなければなりません。さもなければ、ほとんど滅亡してしまうでしょう。大企業の分野でも、（第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦のような）巨大な戦争事業の分野でも、（月面着陸のような）国家の大きな取り組みの分野でも、偉大な結果が達成されました。
使用された技術の特性も、「人間的」な観点からはまったく満足のいくものではありませんでしたが。とはいえ、現代の大規模な経営やシステム分析から学ぶべきことは多くあります。
これは64番目の５度組の最初の段階です。
星座が象徴する周期的な人生プロセスのこの時期において基本的なものでありながら、人類がこの先の進化の変容に暗示されている精神的な可能性を実現するためには、全面的に見直す必要がある管理の概念を紹介します。単なる “組織（オーガニゼイション） “ではなく、”組国（オーガネーション） “をキーワードにすべきです。人類は今、まさに “有機体（オーガニズム） “であることを認識することができるし、また理解すべきなのです。
フェイズ 317 水瓶17度・番犬が自分の主人とその持ち物を守り見張っている。
[ｷｰﾉｰﾄ] 複雑な社会的な圧力のもとで、自己を保護し、個人的権利を安全に保つ能力の発達。
サイクル全体におけるこのシンボルの位置づけを考えると、現代の社会状況のもとでは、公的な干渉を受けずに私的な生活を営むという、理論上認められている権利に対する社会の侵食がますます強まっているため、個人は保護される必要があるということです。
この観点から見ると、このシンボルは、大企業の権力や大規模組織の全体主義的な意味合いを描いた先のシンボルとは対照的です。より深いオカルト的な解釈では、このシンボルは「アストラル」の侵入や、おそらく「黒魔術」から身を守る必要性も明らかにしています。これは人が超常的な意識の状態に意図して入り込んできたときには、よりそうなるでしょう。
アデプトは自分を守るために、ある種の半人間的実体（「エレメンタル」）を訓練すると言われています。
キリスト教では、これに関連して守護天使について話しています。
この5度組の第二段階では、個人は自然のエネルギーを使いこなすことができ、そのエネルギーを自分の奉仕に参加させることで、自分の個性に合った運命の仕事を安全に追求することができます。
これは個人と社会の関係のもう一つの側面です。
もちろん個人も他人を襲ったり傷つけたりすることはありますが、競争や野心や成功を賛美する社会がもたらす状況が、個人の暴力に大きく関わっているのです。
創造的な人ほど、保護が必要なのです。
フェイズ 318 水瓶18度・人間の秘密の動機が公的に暴かれつつある。
[ｷｰﾉｰﾄ] 現代人が自分の私的な過去あるいは深い動機を秘密にしておくことの困難さ。
この象徴は、先の2つの象徴に論理的に続くもの。
今日、社会の権力と個人の権利の間の闘争は、最終的に後者の敗北につながります。
現代の心理学者や精神科医は、「分析」や、薬物や筋肉や神経の潜在的な反応を伴う、多かれ少なかれ許可されたあらゆる種類の技術を通じて、人生の最も深い秘密を突き止めることにますます長けています。
その活動が認識されないままでなければならない個人は、絶え間ない闘争に従事しています。彼は、高次の力の助けを必要とするだけでなく、彼のために配置された保護機関の助けを必要とします。
これは、循環プロセスの原型的イメージの64番目の5度組の第3段階です。
これは、隠された動機と個人的な秘密を解き明かすことを指します。
過去の行動を公表することを指す場合もあります。
フェイズ 319 水瓶19度・山火事が、水、化学薬品、そしてまったくの筋肉的な(人的な)エネルギーを使うことによって鎮圧される。
[ｷｰﾉｰﾄ] カルマ的な「災禍」に対する不注意によってもたらされた破壊的な可能性を制御下に置くために必要とされるスキルと勇気。
森林火災の原因は、人間の不注意によるもの、雷によるもの、現代技術の副産物によって引き起こされます。人は何度もとは言わないまでも、一生のうちに少なくとも一度は、一見取るに足らない行為に対する壮絶な反応に直面しなければならないかもしれません。これらは、その人の強さ、独創性、あるいは情緒的安定性を試すための手段と考えるべきです。ですからその人は、感情的、精神的、肉体的なあらゆる能力を駆使しなければなりませんし自分自身と優れた力への信頼を持たなければなりません。
この5度組の第四段階で、私たちは、全てを壊滅してしまう可能性のある状況での人間の行動を見せられます。そこでは持てる力を総動員し、不屈の意思で事に当たる必要があります。
＜プレマ、より＞
人生の中には、もうどうにもならに様な、絶望的な場面に出くわす時があります。でもその時こそ思い出さなければなりません。「山より大きな熊はでない。」「神は、乗り越えられない試練を人に与えたりはしない。」かなり強烈なショック療法ですが、追い込まれた時に火事場のバカ力で、思ってもみないような隠れた能力が発揮されます。その力とは、無意識のうちに経験によって蓄えられたものであり本人すら気が付いていない事であったりします。ですから当然乗り越える自信なんかあるわけが有りません。しかし、自信が有ろうが無かろうが、やるしかない。そう思った時、体は自然に動き出します。
フェイズ 320 水瓶20度・伝言を運ぶ大きな白い鳩。
[ｷｰﾉｰﾄ] 完全で、継続的な、勝利を獲得した個人の努力に対する、霊的な仲介者たちの答。
これで、この５度組は最も重要な形で締めくくられます。
重大な危機を勇気を持って不屈の精神で乗り越えた個人は、いわば魂の領域からの深い霊的祝福を受けます。
平和があなたとともにありますように”。そしてこの祝福の中に、受け手の鋭敏で霊的に敏感な心によって、これから起こることの秘密の予言が見えるかもしれません。
個人の成長における真の霊的な一歩はすべて、惰性や破壊の力に打ち勝った結果なのです。
神はすべての真の勝利の中心に完全に「存在」しています。
これは64番目の５度組の5番目で最後のシンボルです。
メッセージ」が何であるかは特定の状況によって異なりますが、白い鳩は常に平和を意味します。この平和のまさに中心には、個人の価値と勝利の認証があります： 感情-文化
＜プレマ、より＞
１６度から始まったこの５度組、ビジネスマンの仕事→個人を守る番犬→秘密の暴露→山火事→白い鳩が運ぶ伝言
古代においては、人は自然界からの恵みによって、食物を得ながら、自然界の力によって起こる災害に脅威を感じていた。集団社会は、社会に属する者が社会に対する責任を全うした時に、全体が逆に個人を守るのだと言われてきた。しかしその力関係から言えば個人は守られるよりも全体の為に犠牲になることの方が多いように感じる。
人と宇宙、個人と社会、その力関係の中でそれぞれの個人が成長し、押しつぶされない不屈の力を得た時、そこに平和な生活がやって来る。平和な生活は何もしないで当たり前にはやってこない。誰もそれを保証してくれない。
人は、誰もが発展途上だ。成長というシステムは、見方によっては残酷だが、乗り越えた時の感動は計り知れない。
