パート・オブ・フォーチュンについて深堀してみた。

パート・オブ・フォーチュン(幸運のパート)は、ホロスコープ上で物質的・現実的な幸福(豊かさ、健康、安定など)を象徴するとされる「ロット(Lot、=天体やアングルの度数関係から導き出される点)」のひとつです。その算出式そのものに、以下のような原理(哲学・象徴的意味づけ)が隠されています。


目次

1. パート・オブ・フォーチュンの基本定義と算出式

  1. 定義
    • パート・オブ・フォーチュンは「物質的な幸福や身体的な健やかさ」に関連するとされます。時代的にはヘレニズム期の占星術で用いられ、後のムスリム占星術、ヨーロッパ中世・ルネサンス期にも採用されました。ロット(Lot)の中でも、とくに “幸運” を示す指標として重視されてきました。
  2. 算出式
    • 昼生まれ(サンがハウス第1〜第6にある、昼間のチャート)の場合 sqlコピーする編集するパート・オブ・フォーチュン = アセンダント(ASC) + 月(Moon) - 太陽(Sun)
    • 夜生まれ(サンがハウス第7〜第12にある、夜間のチャート)の場合 sqlコピーする編集するパート・オブ・フォーチュン = アセンダント(ASC) + 太陽(Sun) - 月(Moon)
    • ※「+」「-」は黄道上の度数移動を示します。例えば、「ASC が 10°牡羊座、月が 5°牡牛座、太陽が 20°牡羊座」の昼チャートなら、十進法的に度数を足し引きして算出します。

2. 式から推測できる象徴的原理

1. 陽(太陽)と陰(月)のウェイト・バランス原理(Distribution of Light=配光の原理)

  • 「配光(Distribution of Light)」の考え方
    ヘレニズム占星術(特に『リロジオン・イースターン』などの文献)では、太陽と月を「ロット算出の中心原理」として扱い、昼・夜のチャートで両者の役割が入れ替わることから、「どちらの光(=太陽か月か)が優勢か」によって人生における “物質的・感情的な受容性” のあり方が異なる、と考えられています。
  • 昼夜で式が反転する意味
    • 昼(太陽優勢)の場合、月は「精神的・受容的な要素」を示し、太陽は「自我、行動意志」を示します。
    • 夜(太陽が地平線下面にある、月が優勢)の場合、太陽と月の扱いが逆転しているのは、「月の『受動的・潜在的』な力が優先される状況では、太陽のエネルギー(=現実化する力)が陰に回り、月のエネルギーが前景化する」ことを示唆します。
    • したがって、「昼⟶ASC+月-太陽/夜⟶ASC+太陽-月」という式の逆転自体が、“昼夜でどちらの“光”が人生の物質的幸福に関する鍵を握るか” という原理を体現しているのです。

2. アセンダント(身体・物理的世界の窓口)との連動

  • アセンダント(ASC)の役割
    ASCは「個人の肉体的な存在感」「外部世界への入り口」を象徴します。
    パート・オブ・フォーチュン算出式では常に「ASC を基点(起点)」としており、そこに太陽・月の度数を足し引きすることで“身体を基調にした心のバランス/現実的幸福”を導き出しています。
  • 「ASC+(月-太陽)」または「ASC+(太陽-月)」という形の意味
    • たとえば昼チャートで「ASC+月」を先に計算し、「そこから太陽を引く」ことで「肉体を基点とした“感受性(=月)”に、自我・方向性(=太陽)を引き算した地点」を示します。
    • これは「現実世界(ASC)において、感受性豊かな側面(=月)がもたらす恩恵を、自己意志(=太陽)がどの程度受容し、または調整しうるか」を象徴的に示す操作ともいえます。

3. 「物質的幸福」と「内面の調和」のメタファー

  • パート・オブ・フォーチュンは、古典的には「健全なる身体状態」「財運」「日々の生活の安定感」などを表すとされ、これらはまさに「太陽(生命力)・月(感受性)・ASC(肉体の器)」が調和した地点に置かれるものです。
  • すなわち、“いま自分が肉体的に得られる恵み” や “手元にある日常のリソース” は、太陽と月という「内面の光」がアセンダントをどう通過して交換されるか(=足し引きの操作)によって決まる、というわけです。

3. 歴史的背景とメタフィジカルな示唆

  1. ヘレニズム期の成立
    • パート・オブ・フォーチュン(ギリシア語では Lot of Fortune(フォルトゥナのロット))は、紀元前2〜3世紀頃のヘレニズム占星術にルーツがあります。当時の占星術家たちは「ロット(Lot、ロトンとも訳す)算出によって、肉体面・魂の状態・対人関係…など、さまざまな人生の側面を示す補助点が得られる」と考え、多数の“ロット”を定義していました。
    • その中でも「Fortuna(運命の女神。物質的な運・富を司る)」に捧げられたロットとして、まず第一に揚げられたのがパート・オブ・フォーチュンです。
  2. プリンシプルとしての「三元一体(太陽・月・アセンダント)」
    • ヘレニズム占星術では、「アセンダント=土台(身体・現実世界)」「太陽=能動的意志・生命力」「月=受動的感受性・魂的な栄養(潤い)」という三者の結びつきによって“この世界で実質的に得られる恩恵”が決まる、と理解されました。
    • したがって、パート・オブ・フォーチュンの計算式は、この三者の**“協奏(協働的なやり取り)”**を数学的に表現している、といえます。
  3. 昼夜の式の違いが示す「意識と無意識」の相転移
    • 前述のとおり、昼(太陽優勢)と夜(月優勢)で式が反転するのは、「物質的幸福を実現する際に、どちらの“光”が主導権を握るかが変わる」ことを示しています。
    • これをメタフィジカルに言えば、「自我(太陽)が主導する“意識的な創造力”」が優勢なときと、「感受性(=月)がより深い部分で働きかける“潜在的な創造力”」が優勢なときとで、人が感じる「物質的幸福の質」や「必要とするバランス」が変化する、という示唆でもあります。

4. 実際のリーディングにおける応用例

  1. パート・オブ・フォーチュンの位置が示すもの
    • ホロスコープ上でパート・オブ・フォーチュンが位置するサインやハウスによって、「どの分野(ハウス)で物質的幸福を得やすいか」や「どういった性質(サイン)がその幸福に関わってくるか」が読み取れます。
    • たとえば、パート・オブ・フォーチュンが第2ハウスにあるなら「収入・財産に直結しやすい幸福(物質的な豊かさ)が顕著になる」と解釈し、サインの質 (たとえば乙女座なら細かい分析による収益、獅子座なら自己表現が収入につながる、など) を重視します。
  2. トランジットやプログレスでの活用
    • トランジットの木星や土星がパート・オブ・フォーチュンにアスペクトを形成するとき、その人の「物質的幸福や健康運」がプラス方向(木星)/制限・試練方向(土星)に作用しやすい、と見なします。
    • プログレスでも同様に、「プログレス・月がパート・オブ・フォーチュンをトランスファーするとき」などは、内面の感情的リソースが物質的成果へと結びつきやすいタイミングです。

まとめ:算出式が示す原理

  1. 「配光(Distribution of Light)」原理
    • 昼夜で式が反転する構造そのものが、「どちら(太陽 or 月)の光が優勢か」によって“物質的幸福”の質や得方が変わる、というヘレニズム的メタファーを体現。
  2. 「三元(ASC・太陽・月)協奏の原理」
    • アセンダントを起点に、太陽と月の度数を加減算することで、「身体/目に見える現実(ASC)」に「意識的・能動的な生命力(太陽)」「無意識的・受動的な感受性(月)」がどのように配分されるかを象徴的に示している。
  3. 「昼夜のシフトが示す意識の相転移」
    • 太陽優勢の昼には「意識的自己」が、月優勢の夜には「潜在的感受性」が物質的幸福を左右する、という重要な示唆。

以上のように、パート・オブ・フォーチュンの算出式自体が「太陽/月/アセンダントという人生における3つの要素の相互作用」を示す象徴的原理を内包しています。これを理解することで、ロジック面だけでなく、占星術哲学として「なぜその位置で機能するのか」「昼夜でなぜ式を逆転させるのか」といった根本的な意味をより深く把握できるようになります。

Lotとは何ですか?

1. ロット(Lot)の定義と名称

  • ロット(Lot)/アラビック・パート(Arabic Part)
    「ロット」とは、もともとギリシャ語で「分配」や「くじ」を意味する語が起源とされています。中世以降の西洋占星術では、アラビア語圏を経由してヨーロッパへ伝わったため、「アラビック・パート」とも呼ばれます。
    占星術では「特定の天体(またはアングル)の度数を基準に、別の天体の度数を加えたり引いたりして算出される座標点」を指し、そこから得られる象徴的意味をリーディングに利用します。
  • 主要なロットの例
    1. Lot of Fortune(パート・オブ・フォーチュン/幸運のパート)
      物質的・身体的な幸運や安定、健康状態を示すロット。先述した通り、昼夜で算出式が変わります。
    2. Lot of Spirit(パート・オブ・スピリット/精神のパート)
      精神的・霊的な成長や「人生の意志的方向性」を象徴するとされるロット。パート・オブ・フォーチュンと対比して用いられることが多い。
    3. Lot of Eros(パート・オブ・エロス)
      愛情・性的エネルギーやロマンチシズムを示すとされるロット。
    4. Lot of Daimon(パート・オブ・デイモン)
      個人の才能や守護霊的な要素を示すと考えられるロット。
    5. Lot of Necessity(パート・オブ・ネセシティ/必然のパート)
      健康リスクや試練など、「避けられない課題」を意味するロット。

これらのように、ロットは多数存在し、各ロットが示すテーマに応じて使い分けられてきました。


2. ロット誕生の歴史的背景

  1. ヘレニズム占星術での成立
    • 紀元前2〜3世紀のギリシャ・エジプト地域(アレクサンドリアなど)で成立したヘレニズム占星術では、出生図(ネイタルチャート)の各天体を「数学的」に組み合わせ、多角的に個人の運命を読む試みがなされました。
    • そこで生まれたのが「ロット(Lot)」の考え方で、出生図におけるアセンダント、太陽、月などの度数を加減算して新たな度数点を定義し、個人の特定分野(健康、財運、恋愛など)に関する象徴的指標として扱ったのです。
  2. アラビア圏〜中世ヨーロッパへの伝播
    • 6〜8世紀頃にアレクサンドリアやバグダードを中心とした学術圏(ギリシャ、シリア、アラビア語圏)でヘレニズム占星術が翻訳・発展し、その中でロットの体系化が進みました。
    • 中世ヨーロッパにおいても、ラテン語訳された占星術書を通じて「アラビック・パート」として広まり、ルネサンス期には多数の占星術家がロットを用いたリーディングを行うようになりました。

3. ロットの算出原理と計算方法

  1. 基本的な数理原理
    • ロットは「天体やアングル(ASC、MCなど)の黄道度数を互いに足し引き」することで求められる点です。
    • 具体的には、「ロットA = 天体X + 天体Y - 天体Z」といった形で表されることが多く、黄道上の度数で計算し、その結果をサイン(0~29度)に再変換してホロスコープ上にプロットします。
  2. 算出手順の例:Lot of Fortune(昼チャートの場合)
    1. **アセンダント(ASC)**の度数を求める
    2. **月(Moon)**の度数を求める
    3. **太陽(Sun)**の度数を求める
    4. 「ASC+Moon-Sun」を度数計算で演算する(30度を超える場合は30で割って余りを用いるなど)
    5. その結果得られた黄道度数をサイン(牡羊〜魚)に該当させ、ホロスコープ上にプロットする
  3. 夜チャートの場合の入れ替わり
    • 「太陽が黄道上で地平線の下(7ハウス〜12ハウス)にある=夜生まれチャート」の場合は、算出式が「ASC+Sun-Moon」となる。
    • これは「昼間(太陽優勢)と夜間(月優勢)とで、どちらの“光”が物質的幸福の鍵を握るか」が変わるという哲学的意図を反映したものです。

4. ロットを使う意義・リーディングでの活用

  1. テーマごとの象徴点を得る
    • ロットを用いることで、単に肉眼に見える天体の配置だけでなく、「健康」「財運」「恋愛」「守護霊的要素」「人生の課題」など、細分化されたテーマごとの象徴点が得られます。
    • 各ロットがどのサイン・ハウスにあり、そこにアスペクトを形成する天体は何かを読むことで、出生図全体に深みを与えられます。
  2. トランジットやプログレスとの連動
    • トランジット天体がロットにアスペクトを形成するタイミングは、「そのテーマ領域(例:健康、金銭、恋愛など)の運勢変動」が起こりやすいとされます。
    • プログレスでも同様に、ロットに到達するタイミングで内面的・外面的な変化が起こりやすいと読み解かれます。
  3. 占星術学習・リーディングの深化につながる
    • ロットは細分化された象徴点であるため、初心者向けホロスコープ解釈から一歩踏み込んだ「応用リーディング」「詳細リーディング」に役立ちます。
    • 単に天体配置だけでなく、天体同士の演算結果(ロット)まで含めて読むことで、より「個人の深層心理や人生テーマ」に迫れるのが特徴です。

5. まとめ

  1. ロット(Lot)=アラビック・パートとは?
    • アセンダントや太陽・月などの度数を加減算して得られる「特定のテーマに対応した象徴点」
    • ヘレニズム期に成立し、アラビア圏を経由して中世ヨーロッパにも伝播した占星術の技法
  2. 主なロットの用途例
    • Lot of Fortune:物質的幸福や身体の健康を示す
    • Lot of Spirit:精神性や意志的方向性を示す
    • ほかにも「愛情(Lot of Eros)」「守護(Lot of Daimon)」「課題(Lot of Necessity)」など、多数ある
  3. リーディング上の有用性
    • テーマごとに象徴点を得ることで、出生図がより多層的に読み解ける
    • トランジット・プログレスとの連動で「タイミング」を把握しやすい

このように、「Lot(ロット)」とは、天体やアングルの度数を数学的に組み合わせて導き出す「複合的象徴点」であり、個人の人生における各分野(健康・金銭・恋愛・精神性など)の運勢やテーマをより深く読み解くために用いられる技法です。場合によっては複数のロットを組み合わせることで、さらに詳細なリーディングが可能になります。

以下では、前回ご紹介した主要な5つのロット(Lot)について、その**計算式(ディグリー演算)**を「昼生まれ(太陽が地平線上)」「夜生まれ(太陽が地平線下)」の2パターンに分けて示します。なお、以下の式は代表的な古典的定義のひとつであり、流派や書物によっては若干の差異がありますので、その点はご留意ください。


その他のLot

1. 【幸運のパート】Lot of Fortune(パート・オブ・フォーチュン)

  • シンボル表記
    • ℓ₁ = Lot of Fortune(パート・オブ・フォーチュン)
  • 意味づけ
    • 物質的な幸福、身体の健康、日常的な暮らしの安定感などを象徴するとされます。

昼生まれ(太陽が第1~第6ハウスのいずれかにある)

rコピーする編集するLot⁺F = ASC + Moon - Sun
  1. 各天体の黄経(360度圏の度数)を度数(10進法)で取得する
    • ASC = アセンダントの度数(例:10°牡羊座 ⇒ 10.00° + 0°牡羊座加算)
    • Moon = 月の度数(例:5°牡牛座 ⇒ 35.00° + 30°)
    • Sun = 太陽の度数(例:20°牡羊座 ⇒ 20.00°)
  2. 演算:ASC + Moon − Sun
    • もし合算結果が 360° 以上なら 360° を引き、0° 未満なら 360° を足して正規化する。
    • たとえば
      • ASC = 10°牡羊座(= 10°)
      • Moon = 5°牡牛座(= 35°)
      • Sun = 20°牡羊座(= 20°)
      • ⇒ LotF = 10 + 35 − 20 = 25°(0°牡羊座から 25°) ⇒ 25°牡羊座

夜生まれ(太陽が第7~第12ハウスのいずれかにある)

rコピーする編集するLot⁻F = ASC + Sun - Moon
  • 夜間は、“月よりも太陽の力が相対的に後景にある” ことを示すため、式が逆転します。
  • 演算方法は昼と同じく加減算後に 0–360° の範囲に正規化します。

2. 【精神のパート】Lot of Spirit(パート・オブ・スピリット)

  • シンボル表記
    • ℓ₂ = Lot of Spirit(パート・オブ・スピリット、別名:Lot of Mani〈マニのロット〉など)
  • 意味づけ
    • 意志的・精神的な成長、魂の方向性、人生の「主体的なテーマ」を示すとされます。Lot of Fortuneとは「昼夜で算出式が逆」になります。

昼生まれ

sqlコピーする編集するLot⁺S = ASC + Sun - Moon
  1. ASC, Sun, Moon の度数をそれぞれ取得
  2. 演算:ASC + Sun − Moon
  3. 360°を超えたら引き、マイナスになったら 360° 足して正規化
    • 例:
      • ASC = 10°牡羊座(10°)
      • Sun = 20°牡羊座(20°)
      • Moon = 5°牡牛座(35°)
      • ⇒ LotS = 10 + 20 − 35 = −5 → 正規化で 355° → 25°魚座 など

夜生まれ

sqlコピーする編集するLot⁻S = ASC + Moon - Sun
  • 夜は、精神的側面(=月)が物質的な光より優勢であるとみなすため、式を逆にします。

3. 【エロスのパート】Lot of Eros(パート・オブ・エロス)

  • シンボル表記
    • ℓ₃ = Lot of Eros(エロスのロット、恋愛・情熱・創造エネルギーを司る点)
  • 意味づけ(代表例)
    • 恋愛感情、情熱、ロマンチシズム、あるいはクリエイティブな「愛的エネルギー」を象徴するとされます。月と金星の組み合わせがキーとなります。

昼生まれ

sqlコピーする編集するLot⁺E = ASC + Moon - Venus
  1. ASC, Moon, Venus の度数を取得
  2. 演算:ASC + Moon − Venus
  3. 結果を 0–360° の範囲に正規化
    • 例:
      • ASC = 15°牡牛座(= 15° + 30° = 45°)
      • Moon = 10°双子座(= 10° + 60° = 70°)
      • Venus = 25°牡羊座(= 25°)
      • ⇒ LotE = 45 + 70 − 25 = 90° → 0°蟹座

夜生まれ

sqlコピーする編集するLot⁻E = ASC + Venus - Moon
  • 夜は、金星(情愛の働き)が相対的に前景化するため、月との位置関係を逆転させて算出します。

4. 【デイモーン(守護霊)のパート】Lot of Daimon(パート・オブ・デイモン)

  • シンボル表記
    • ℓ₄ = Lot of Daimon(デイモーンのロット。古代ギリシア語で「守護霊」「才能」「個人の魂の声」を示すとされる)
  • 意味づけ(代表例)
    • 個人の内的才能や使命感、守護的なスピリチュアルのテーマを示すとされます。ここでは土星と太陽の組み合わせで示す古典的定義を用います。

昼生まれ

sqlコピーする編集するLot⁺D = ASC + Saturn - Sun
  1. ASC, Saturn, Sun の度数を取得
  2. 演算:ASC + Saturn − Sun
  3. 360°で正規化
    • 例:
      • ASC = 5°牡羊座(=5°)
      • Saturn = 12°蟹座(=12° + 180° = 192°)
      • Sun = 25°牡牛座(=25° + 30° = 55°)
      • ⇒ LotD = 5 + 192 − 55 = 142° → 22°獅子座(142° ÷ 30 = 4余22 → 4番目のサイン獅子座、22度)

夜生まれ

sqlコピーする編集するLot⁻D = ASC + Sun - Saturn
  • 夜は「太陽が陰に潜む」ので、土星と太陽の立場を逆にして計算します。

注1:流派によっては「Lot of Daimon」を

sqlコピーする編集するASC + Mars − Moon  (昼)
ASC + Moon − Mars  (夜)

のように、「火星 vs 月」の組み合わせで定義することもあります。ここでは最も一般的な「土星-太陽」のバージョンを例示しました。


5. 【ネセシティ(試練)のパート】Lot of Necessity(パート・オブ・ネセシティ)

  • シンボル表記
    • ℓ₅ = Lot of Necessity(ネセシティのロット、試練・限界・健康的リスクを示唆するとされる)
  • 意味づけ(代表例)
    • 健康面のリスク、避けがたい試練、必然的な課題などを象徴します。Lot of Daimon と対になることが多く、太陽と土星の役割が逆になる形です。

昼生まれ

sqlコピーする編集するLot⁺N = ASC + Sun - Saturn
  1. ASC, Sun, Saturn の度数を取得
  2. 演算:ASC + Sun − Saturn
  3. 正規化して 0–360° に戻す
    • 例:
      • ASC = 10°牡羊座(=10°)
      • Sun = 15°牡牛座(=15° + 30° = 45°)
      • Saturn = 20°蠍座(=20° + 240° = 260°)
      • ⇒ LotN = 10 + 45 − 260 = −205 → 正規化で 155° → 5°乙女座

夜生まれ

sqlコピーする編集するLot⁻N = ASC + Saturn - Sun
  • 夜は「土星の重み(=制限)が相対的に後景に回る」ため、太陽と土星の引き算を逆転します。

まとめ:5つのロット計算式一覧

ロット名昼生まれ(Day)夜生まれ(Night)意味の概要
Lot of Fortune
(幸運)
Lot⁺F = ASC + Moon – SunLot⁻F = ASC + Sun – Moon物質的幸福・身体の健康・日常の安定
Lot of Spirit
(精神)
Lot⁺S = ASC + Sun – MoonLot⁻S = ASC + Moon – Sun精神的成長・意志的方向性
Lot of Eros
(エロス)
Lot⁺E = ASC + Moon – VenusLot⁻E = ASC + Venus – Moon恋愛・情熱・創造的エネルギー
Lot of Daimon
(守護霊)
Lot⁺D = ASC + Saturn – SunLot⁻D = ASC + Sun – Saturn内的才能・守護霊的テーマ
Lot of Necessity
(試練)
Lot⁺N = ASC + Sun – SaturnLot⁻N = ASC + Saturn – Sun健康リスク・避けがたい試練・必然的課題

【計算の手順・注意点】

  1. 黄道度数への変換
    • たとえば「15°牡牛座」は、牡牛座のスタートが 30° なので、合計で 45° と読み替えます。
    • 0°牡羊座 → 0°、30°牡牛座 → 30°、60°双子座 → 60°…というふうに、「黄道帯360°」上で度数を揃える。
  2. 演算時の正規化(mod 360°)
    • 加減算結果が 360° 以上になったら 360° を引き、0° 未満になったら 360° を足すことで、必ず 0–360° の範囲に戻します。
    • 例:演算結果が “−15°” なら、“+360°=345°” → 345°(=15°魚座)
  3. ディグリー→サイン・度数への再変換
    • 計算で得られた度数(たとえば 142°)を「何番目のサインの何度か」に変換する。
    • 142 ÷ 30 = 4 余 22 → 4番目のサイン(牡羊:0番、牡牛:1番、双子:2番、蟹:3番、獅子:4番)=「獅子座」、度数は余り 22° → 22°獅子座

【流派や文献によるバリエーションについて】

  • 上記の「デイモーン」「ネセシティ」の式などは、文献によっては多少異なることがあります。
  • たとえば、Lot of Daimon を「ASC+Mars−Moon」や「ASC+Mercury−Mars」と定義する流派もあり、「Lot of Necessity」を「ASC+Mercury−Saturn」などとする例も存在します。
  • ですので、「ロット」を深く活用される場合は、ご自身がお使いの占星術書や伝統派の文献を参照のうえ、「その書で採用している算出式」を確認してください。

以上が、前回ご紹介した5種類のロットそれぞれにおける、昼夜ふたつのパターンの計算式です。これらを用いてホロスコープ上にプロットすれば、「そのロットがどのサイン・ハウスに位置し、どの天体とアスペクトを結ぶか」によって、より詳細なリーディングに活かすことができます。

パート・オブ・フォーチュンが12サインそれぞれにある時の解釈

以下では、パート・オブ・フォーチュン(Lot of Fortune)が各サインに位置する場合に見られる傾向を解説します。物質的幸福や豊かさが、各サインの象徴する性質を通してどのように表れるかを示しています。


牡羊座(Aries)

パート・オブ・フォーチュンが牡羊座にあるとき、行動力や冒険心を通じた“瞬発的な成功”が強調されます。リスクを恐れず新しい領域に飛び込むことで、財運や待遇改善のチャンスをつかみやすいです。自己主張が物質的な利益に直結しやすく、競争の場(起業、スポーツ、営業など)での成果を得ることで満足感が得られる反面、一歩目が肝心なので、勢い任せの散財には注意が必要です。


牡牛座(Taurus)

牡牛座にある場合、安定志向で堅実なお金の使い方や資産形成が幸運をもたらします。長期的な投資、不動産や貴金属などの実物資産の管理が吉。五感を通じた楽しみ(美食、音楽、芸術)にお金を投じることで、心身ともに豊かさを実感しやすいでしょう。粘り強い努力によって経済的な安定を築くことができる一方、所有欲が強くなりすぎると執着が生まれやすいので、柔軟性を保つことが大切です。


双子座(Gemini)

双子座にあるとき、情報力やコミュニケーション能力を活かすことで物質的な幸福を得やすくなります。ライティング、翻訳、教育、メディア関連のビジネスが吉。多様な知識とネットワークが財運を後押しし、軽やかなコミュニケーションが対人関係を豊かにします。ただし、飽きっぽさや移り気から収支の管理が雑になりやすいため、細かい帳簿づけやスケジュール管理を習慣化すると安定しやすいでしょう。


蟹座(Cancer)

蟹座にある場合、家庭や家族にまつわる領域で財運が発揮されます。住まいのリフォーム、不動産投資、親族関係を通じた金銭的サポートなどが拡大のチャンスになります。感情的な絆を大切にすることで、援助や贈与を受けやすい一方、情に流されて過保護な支出をしてしまうと家計が苦しくなる可能性もあるので、節度を意識しましょう。


獅子座(Leo)

獅子座にあるとき、自己表現やクリエイティブな活動を通じて富と名声を得やすくなります。エンターテイメント業界やアート、リーダーシップを伴うポジションで注目され、その功績が報酬につながるでしょう。自信と情熱が金運を呼びますが、華美な浪費に流されやすいので、自己投資と娯楽のバランスを取ることが重要です。


乙女座(Virgo)

乙女座にある場合、細部への注意力や分析能力を活かして収入源を築きやすくなります。医療・ヘルスケア、会計・経営コンサルティング、オフィスワークなど、緻密な業務が経済的安定をもたらします。節約術や効率化を追求することで貯蓄体質が身につきますが、完璧主義が行き過ぎると神経質になり、ストレスで体調を崩しやすいので、適度な休息を心がけましょう。


天秤座(Libra)

天秤座にあるときは、人間関係やパートナーシップを通じて物質的な豊かさを得やすくなります。ビジネスパートナーとの共同事業や結婚を通じた経済的安定、外交・交渉の場での成功が期待できます。バランス感覚を活かして収入と支出のバランスを保てますが、他人への配慮が過剰になると、自分の利益を後回しにして損失を招くこともあるので、自尊心も忘れずに。


蠍座(Scorpio)

蠍座にある場合、他者との深い絆や共有資産を扱うことで財運が高まります。保険業、投資、遺産相続、化粧品やダークなテーマのビジネスなど、他人の深層心理に関わる仕事が吉。直感力を活かして危機管理やリスクの見極めを行うことで利益を得られますが、独占欲や執着が強まりすぎると対立を招く恐れがあるため、オープンさと信用関係を大切にしましょう。


射手座(Sagittarius)

射手座にあるときは、海外や高等教育、出版、哲学・宗教関連の分野で財運が花開きます。自由な旅や海外取引を通して利益を得やすく、教育やセミナー主催で収入を得る可能性も高いです。ポジティブな展望を持つことでチャンスが広がりますが、楽観的すぎて見通しを誤りやすいため、リスク管理や現実的な計画を忘れないことが重要です。


山羊座(Capricorn)

山羊座にある場合、コツコツとした努力や目標達成への戦略的なアプローチが物質的成功をもたらします。組織運営、管理職、建築、不動産開発などのビジネスが吉。責任感と忍耐力を活かして長期的な資産形成に適していますが、社会的評価に固執しすぎてストレスを溜めやすいので、適度な趣味や息抜きを取り入れてバランスを保つと良いでしょう。


水瓶座(Aquarius)

水瓶座にあるときは、テクノロジーや未来志向のプロジェクト、コミュニティ運営を通じて物質的豊かさを得やすくなります。IT・AI、ネットワーキングビジネス、社会改革に関わる仕事でチャンスが生まれます。革新的なアイデアを形にすることで収益を得る反面、人間味の薄さから人間関係が希薄になることもあるので、協調性や感情面のケアを忘れないようにしましょう。


魚座(Pisces)

魚座にある場合、芸術・音楽・癒しの仕事、ボランティア活動などを通じて豊かさを得る傾向があります。慈善団体、宗教活動、映像・映画関連などで運を引き寄せやすく、直感や共感力を活かして他者を支援することで見返りが得られます。ただし、境界線が曖昧になりやすく、金銭面での詐欺やトラブルに巻き込まれやすいので、契約関係や数字の管理はしっかり行うように心がけましょう。

パート・オブ・フォーチュンが12ハウスそれぞれにある時の解釈

以下では、パート・オブ・フォーチュン(Lot of Fortune)が各ハウスに位置する場合の主な示唆をハウス順に解説します。ハウスが象徴する領域を通して、「物質的幸福」や「日常的な安定」がどのように表れやすいかを見ていきましょう。


第1ハウス(ASCのすぐ内側)

象徴領域:個人のアイデンティティ、身体、自己表現の窓口

  • パート・オブ・フォーチュンが第1ハウスにあると、自身の存在や自己表現そのものが、日常的な幸福感や肉体的な健康をもたらす源となりやすい。
  • 「自分らしく振る舞うこと」が直接的に実利や物質的充足を呼び込むため、自己肯定感を高める行動(スポーツ、ファッション、セルフブランディングなど)を通して幸運を掴みやすい。
  • 一方で、自我中心的になりすぎると他者とのバランスを欠きやすいため、自分自身の魅力を周囲に活かすための“チームワーク感覚”を持つことが吉。

第2ハウス(金銭・所有のハウス)

象徴領域:収入源、資産、価値観、身体的快楽

  • 第2ハウスにある場合、財運や物質的な安定は「収入を得る仕組み」「資産運用」「所有するもの」に直結しやすい。
  • 具体的には、不動産投資や貴金属収集、手に触れるものの価値を高める職業・趣味を通じて、豊かさを実感しやすくなる。
  • 五感を満たす嗜好(グルメ、音楽、アートなど)にお金を投じることで幸福感が得られやすい反面、「所有欲が強まって散財しやすい」傾向もあるため、節約意識や予算管理を意識すると安定する。

第3ハウス(コミュニケーション・近距離移動のハウス)

象徴領域:言葉、情報、近隣・兄弟姉妹、短距離の移動

  • このハウスにあると、コミュニケーションや情報収集・発信が物質的な幸福をもたらす源となる。
  • ライティング、翻訳、ブログやSNSによる発信、地元の商売や教育・講座など、言葉や情報ネットワークを通じて収入を得やすい。
  • また、近隣とのやり取りで思わぬ援助を受けたり、短距離の移動(例えば通学・通勤、日帰りツアー)での出費が将来的なリターンを生むケースもある。言葉の選び方や情報整理力を磨くと、さらに拡大しやすい。

第4ハウス(家庭・ルーツのハウス)

象徴領域:家庭環境、親・祖先、住まい、プライベートな安定

  • 第4ハウスにある場合、家庭や住環境において物質的幸福を感じやすい。家族のサポートや相続、不動産売買などを通じて経済的基盤を築きやすい。
  • 家庭が安定していることで心身の健康も守られ、家のリフォームや引越しなど「住まいを整える」活動が投資として実を結びやすい。
  • 反面、家庭の事情に過度に依存すると成長が停滞しやすいので、家庭外での活動(趣味や副業、サテライトオフィスの利用など)を意識すると幸福の幅が広がる。

第5ハウス(創造性・恋愛・子どものハウス)

象徴領域:自己表現、創作活動、恋愛、子ども、娯楽

  • ここにあると、自分のクリエイティビティや恋愛関係、趣味が物質的幸福と強く結びつく。アート作品の販売、趣味を通じた副業、恋愛が縁となるビジネスチャンス(共同事業やパートナーシップ)が豊かさを生みやすい。
  • 子ども関連ビジネス(教育、育児サービス、グッズ開発など)で成功する可能性も高い。楽しく遊ぶことで幸運のきっかけをつかむため、あえて余暇をしっかり確保することが吉。
  • ただし、ギャンブル的・衝動的な散財には注意し、自己表現の成果物を「計画的に収益化する仕組みづくり」が鍵となる。

第6ハウス(労働・健康・奉仕のハウス)

象徴領域:日常のルーティン、労働(サービス)、健康管理、ペット

  • 第6ハウスにある場合、仕事や奉仕活動そのもの、あるいは健康管理が物質的な安定をもたらす基盤となる。
  • 特に看護・介護・医療、フィットネスや食事指導、オフィスワークの効率化コンサルティングなど、「誰かをサポートする仕事」を通じて収入を得やすい。
  • 日々の健康維持(規則正しい運動・食生活)が財を呼び込む要素とも言え、習慣づくりを意識するとお金と体調のバランスを保ちやすい。ただし、過労や過度の自己犠牲に陥りやすいため、ワークライフバランスを大切に。

第7ハウス(パートナーシップ・協調のハウス)

象徴領域:対人関係、結婚、ビジネスパートナー、協調・交渉

  • 第7ハウスに入ると、パートナーシップ(婚姻、ビジネス提携、契約など)を通じた財運アップが期待できる。共同事業や結婚によるサポート、クライアントとの交渉で報酬を得やすくなる。
  • 契約書の作成や法人運営、外交・交渉業務など「人間関係の橋渡し」を仕事にすると成功しやすい。
  • ただし、相手に依存しすぎると自分の主導権を失いやすいので、Win-Winの関係を意識し、互いの利益を尊重できる協調姿勢を保つことが重要。

第8ハウス(共有資産・変容のハウス)

象徴領域:他者との共有資産(遺産、税金、借金)、金融(投資)、深層心理、変容

  • 第8ハウスにある場合、他人との共有資産や投資、不動産売買、相続などを通じて物質的な幸福を得やすい。また、心理カウンセリングやスピリチュアルワークなど「深層心理に働きかける活動」も収入源になる。
  • 危機を乗り越えた先に富があることを示すため、リスク管理(保険や税務の整備など)をしっかり行うと運を味方につけやすい。
  • 一方で、共有資産に関するトラブルや依存的な関係には注意が必要。パートナーや共同出資者との透明性あるコミュニケーションが吉。

第9ハウス(拡張・教育・海外のハウス)

象徴領域:高等教育、哲学・宗教、海外、長距離旅行、出版・出版業

  • 第9ハウスにあると、海外取引や留学、出版活動、セミナー講師など、「視野を広げる活動」を通じて物質的な豊かさを得やすい。教育関連のビジネス(塾・オンライン講座)や通訳・翻訳職も吉。
  • 広い視野とポジティブな展望が財運を後押しし、旅行や異文化交流が思わぬ収入源を生む場合がある。
  • 大きなリターンを見込んでリスクを取りがちなので、海外投資や大規模プロジェクトでは綿密なリサーチを行い、現地のパートナーと連携を図ることが重要。

第10ハウス(キャリア・社会的地位のハウス)

象徴領域:職業、社会的評価、権威、目標到達

  • 第10ハウスにある場合、キャリアや社会的地位を通じて物質的な成功を得やすい。管理職や経営者、専門職(医師・弁護士など)、公務員など「社会的に認められる職業」を選ぶことで安定と評価が得られる。
  • 目標を明確に掲げ、責任感を持って遂行することで昇進や報酬アップが期待できる。社会的なネットワークを広げることでさらにチャンスが拡大する。
  • ただし、肩書き重視になりすぎるとプライベートがおろそかになりがちなので、オフの時間や家族との時間を大切にしてバランスを取ると良い。

第11ハウス(友人・コミュニティ・未来志向のハウス)

象徴領域:友人、グループ活動、コミュニティ、希望・夢、未来ビジョン

  • 第11ハウスにあると、ネットワークやコミュニティ運営、SNSやクラウドファンディングなどを通じて豊かさが実現されやすい。友人や知人からの紹介でビジネスチャンスが生まれたり、共同プロジェクトで収益を得やすい。
  • 社会貢献やNPO/NGO活動、未来志向のスタートアップに参画すると、経済的にも精神的にも充足感を得やすい。
  • ただし、多くの人と関わるため情報が氾濫しやすく、ムダな付き合いで時間と資金を浪費しがちなので、自分のビジョンに合ったコミュニティを選別することが重要。

第12ハウス(潜在意識・隠された領域・癒しのハウス)

象徴領域:潜在意識、秘密、隠れた敵、自己犠牲、スピリチュアル、癒し

  • 最後の第12ハウスにある場合、潜在意識やスピリチュアルな活動、チャリティや奉仕を通じて物質的な幸福を得る傾向が強まる。ヨガ、瞑想指導、ヒーリングワーク、または裏方としてのビジネス(バックオフィス、ITシステム開発など)が吉。
  • 隠れた支援者や信頼できるメンターからの援助を受けやすい一方、秘密主義的になりすぎると孤立しやすく、チャンスを逃す恐れもある。信頼できる人と協働し、適度に情報をオープンにすることで幸福への道が開かれる。

まとめ

  • パート・オブ・フォーチュンが各ハウスにあるとき、そのハウスの象徴する領域(自己、富、生業、家庭、創造、奉仕、対人、共有資産、拡張、キャリア、コミュニティ、潜在意識)が「物質的幸福」や「日常の安定」を得るための鍵になります。
  • ハウスのテーマに沿って行動し、その領域での調和やバランスを意識することで、パート・オブ・フォーチュンのポテンシャルを最大限に活かすことができます。
  • それぞれのハウスで示唆される分野にフォーカスし、課題やリスクにも留意しながら、具体的な行動計画を立てることで、実生活における豊かさがより確かなものになるでしょう。
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この記事を書いた人

40代半ばより占星術を研究しています。途中仕事や子育てと学童の父母活動で進まない時期もありました。HPも一度は閉鎖してやり直している途中です。2022年より占いを専業として活動を再開しています。これからも色々な発表の場で活動したいと思います。

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